コンドロイチン・コラーゲン

コンドロイチンやコラーゲンが肌の潤いや弾力性のある若々しさを維持するのに大きく寄与しています。よく25歳は肌の曲がり角といわれますね。10代から20歳前半までは潤いや弾力があった肌も25歳頃をピークにして衰えます。これにはコンドロイチンやコラーゲンが密接に関係しています。

コラーゲンとはたんぱく質の一種です。ヒトの身体は約60兆個の細胞からなっているといわれますね。一つ一つの細胞が組織として機能するにはそれらの細胞同士をつないで、内臓、血管、皮膚を形成する必要があります。

この細胞同士をつなぐ結合組織の主成分はコラーゲンです。皮膚も同様で、皮膚表面から表皮層、真皮層、皮下組織の3つの層から構成されますが、細胞と細胞の間をつなぐ物質の主成分はコラーゲンといわれています。特に真皮層にはコラーゲンが多くコラーゲン線維芽細胞でコラーゲンが作られます。

しかし加齢とともに真皮層でのコラーゲンの新陳代謝機能が落ちてくると、新しいコラーゲンが減少して水分が失われ、肌の弾力性や潤いが年齢とともになくなってきます。他方、コンドロイチンも全身に広く分布する物質で細胞と細胞をつなぐ働きがあります。

ヒアルロン酸などと同様に、保水性が高く体内の水分を保持する作用があります。コンドロイチンも皮膚の真皮層に多く存在して、コラーゲン線維芽に栄養を与え新陳代謝を促進する働きがあります。

コンドロイチンとコラーゲンは、このように肌の潤いと弾力性を保って若々しさ維持するのに不可欠な物質です。でも悲しいかな20歳を過ぎるとコンドロイチンもコラーゲンも減少していきます。50歳から60歳くらいになると20歳の時に比べ半減といわれます。コンドロイチンは五十肩や肌の老化に関係します。

なのでヒトの肌も25歳頃をピークにして艶やハリが段々なくなり歳とともにクスミやシワが目立つようになってくるわけです。でもコンドロイチンやコラーゲンを化粧品やサプリメントで上手に補給してやれば、潤いのある若々しい肌を取り戻せるものです。